今年は・・・とにかく、ライブ三昧の年でした。
非公開のも合わせたら100本近い演奏をしました。
4日に1回くらいのペース。

1回の本番に最低でも2回くらいはリハーサルもあるので
ほぼ毎日何かある感じ。

知人のミュージシャンで年間200本やっている人もいるけれど、
自分にとってはかなり大変なペースでした。

しかも、初挑戦のジャンルをその分野の専門の方々とご一緒する機会があったり、
新しいユニットを始めたり、CDを出したり、と本当に忙しい一年でした。

アイリッシュも実はちゃんとやった事は無かったし、
フラメンコやアルゼンチンタンゴも本格的なものは初めてのチャレンジでした。

実はアイリッシュもフラメンコもアルゼンチンタンゴも、
10代後半から音大時代、凄く好きでよく聴いていたんです。

20代の頃、バックパッカーでヨーロッパを放浪したことがあり、
その際にフラメンコヴァイオリンを習える場所を探したりもしました。
でも、当時はフラメンコをヴァイオリンで、というのは珍しかったようで、
普通のクラシックの音大を紹介されたりして断念。

アルゼンチンタンゴについては、
「アストル・ピアソラ」という作曲家がいるんですが、
おそらく僕の中では一番好きな作曲家で、音大時代にも
何度か演奏しようとした事がありましたが、
当時の僕は自分が弾くと、「なんだか違うし下手だし・・・」と、
それ以来、聴くだけで弾こうとはしないでいました。
理想の演奏から自分が遠すぎるために封印していたわけです。

それがたまたま今年、縁あって、いずれも実現しました。
緊張するライブで、反省点はまだまだ多いものの、本当に楽しい機会でした。

また、今年大変だったのは、やはりシャルキィロマの2ndアルバムの作成でした。
ゲストミュージシャン7名に参加してもらったため、
レコーディングは本当に大変でした。
その代わり、出来上がった時は嬉しかったですね。
シャルキィロマは僕のアラブ・ジプシー音楽を始めた時期からなので、
もう8年目になります。
今年、最も一緒にいた時間が長いのはこのメンバーですね。

また、アラブ音楽も去年とは違い、
知識としては知っていたアラビック・チューニングを実際に使う事に変えた年でした。
アルフレヘラも結成し、以前よりもきっと少し、アラブに近づけたように思います。

そして、2年ぶりのリベラシエロのライブ。
オリジナル曲をメインで演奏するユニットとして作ったのに、
全然活動しないまま2年経ってしまいましたが、
新しいメンバーを加え、復活ライブが出来ました。
来年から、もっと活躍できるようにしていきたいと思います。

ライブ三昧はこれはこれで、数をこなすという意味でも良い経験でしたが、
来年は逆にライブを減らし、一つ一つがスペシャルライブになるように
したいなぁ、と思ってます。

応援してくださった皆様、共演者の皆様、今年はお世話になりました。
本当にありがとうございました。
また引き続き、来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください!!